Photo Office 14 Blog

写真三昧な生活と仕事の事。

静岡県焼津市拠点の写真事務所ワンフォーのBLOG

Phantom4とMavic-proを比べて。

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ドローンといえばその代名詞的に名前が上がるのが

DJI社のPhantom(ファントム)

現在のモデルはPhantom4シリーズでスタンダードタイプと
カメラランクが上がったProfessionalがある。

私がMavicを入手するよりも1ヶ月ほど早いタイミングで
カメラ仲間がPhantom4-Proを手に入れ
本日、初の合同練習を実施してみました。

 

Phantom4とMavicの大きな違いは

障害物検知能力にあって、
Mavicが前方と下方のみを検知するPhantom3と同様なのに対し
Phantom4では前後左右+下方を検知とほぼ死角なし。

カメラ性能は思いっきり違って

Mavicが1/2.3inchのコンパクトデジカメ同等の
センサーなのに対して

Phantom4Proは1inchサイズとかなり大きい。
当然に高精細が期待できるし

撮影もRAWデータでの撮影が可能なので

PCによる現像を施せばかなり綺麗で緻密な画像が得られる。

 

映像と画質のPhantom4に対し

利便性のMavicといったところ。

 

もう一つ大きな特徴としてPhantom4には

ヘッドフリーモードがある。

通常、ドローンが前方を向いている時と

こちらを向いている時とでは

上昇下降以外のコントロールは真逆になる。

 

ヘッドフリーモードがあれば

ドローンがどちらを向いていても関係なしに

進めたい方向に素直に動かせば良い。

 

例えば走っている車なんかを並走させて横から撮る時に

Mavicでは手前側から撮る時には車の進行方向に沿って

ドローンを飛ばせば良いのが

向こう側から撮る時とでは操作が逆で

車の進行方向とは逆にすすめるように

コントロールしなくちゃならない。

 

真横への単純移動だけではなくて

時にはカーブも有ったり、斜めに道が走っていたりするので

左右+前後の動きを手前側から向こう向きと

向こうからこちら向きとで別けて考え操縦するなんて

かなりの熟練を要する難易度。

 

Phantom4では何処にあっても

どちらを向いていても

車に沿わせてコントロールすれば手動追従ができてしまう。

 

これは移動する物を追いかけて撮る映像には

物凄い性能差。

もちろん自動追従モードはMavicにも備わっているので
設定さえすれば撮影ができないことはない。

 

ただ自動設定はオールマイティなものではないし

上下角度(ドローン高度)を変えて

変化を持たせたい・・なんて変更はできない。

 

どんな状況にも対応ができる事、

それが手動操縦の強みになるのですが

その面は完全にPhantomに分がある。

 

逆にMavicの良い点は圧倒的な手軽さ。

操縦がし易いということではなくて

持ち運びの簡単さとか

バッテリーの安価さになります。

 

で、どちらが墜落しやすいかと考えれば

当然Mavicのほうが落ちやすいでしょうね。

 

飛ばすこと自体の難易度は

Phantom4もMavicもあまり差がない感じ。
Phantom4が落ちる原因としては

自動コントロールのエラーとかだろうけど

Mavicはそのエラーも同じくらいリスクが有るのに加え

左右と後方には障害物センサーがない。

 

Youtubeで墜落の様子をみていると

大体がカメラを後ろに下がらせているる時や

左右に飛行させてカメラアングルを変えたりする時に

木の枝に引っ掛けて墜落させているし

 

GPSが機能しない狭い室内で飛ばしたくて
ウズウズして飛ばしてしまって

GPSによる位置計測ができていないから

Mavicは前と下以外は簡単に壁や障害物に近づいてしまう。

 

Phantom4は四方に付いているセンサが働くので

GPSがなくとも狭い室内ではセンサーが反応し、
その場で動けない状態なのでホバリングしているので

障害物にぶっつかったりは無い。

 

そう考えるとMavicはまだまだ

人によるコントロールを必要とするので

オモチャドローンでのトレーニングが必須と考えたほうが正解。

なにも練習無しで飛ばしたいなら

やっぱり安全なのはPhantom4だと思う。

 

結論。

初めてのドローンで練習なしで

あるいは技量や操作対応が鈍くて・・という方には

ちょっと高くてもPhantom4の方が後々安価になるし

ドローン空撮を楽しめる。

動いているものを追いかけて撮影したい人も

こちらが有利だし、

積極的に映像を作るならこちらからスタートが有利。

 

オモチャドローンを買って練習して

室内で10分位のホバリングができたり

向きや対面姿勢でのコントロールができるようになり

より安価に簡単にある程度の品質の空撮を楽しみ、

特にスチル写真での画質追求を考えない人がMavic。
動いているものを撮る機会を考えなくて良い人もこちら。

どちらかと言えばセルフィーな用途や大自然空撮向き。

 

自己感想ながらこんな風に纏めてみましたー。

 

長くなりました。ではでは。