Photo Office 14 Blog

写真三昧な生活と仕事の事。

静岡県焼津市拠点の写真事務所ワンフォーのBLOG

Mavic Proのレンズフード

最近ドローンネタばっかりで申し訳なし(笑)

今日はレンズフードのお話。

 

普段、仕事でも遊びでもカメラを使う時は

必ずレンズフードを取付けます。

無しで使うなんてことはほとんどなくて

忘れたら取りに帰ったり、
黒い紙テープと画用紙で作ったりしてでも

取付けて使います。

無いと不安なくらい。

 

このレンズフードという物は

安価な部品のわりに非常に重要で

有り無しで写りが違うんですね。

 

太陽の位置にもよるけれど

フード無しでは乱反射の光で

画像が簡単に濁るし。

特にポートレートなどで逆光設定で

レフ板を使って撮る機会には、
レンズのフィルターよりも

重要だって思う事もしばしば。

 

で、レンズにはフードが必要なら

ドローンにだってレンズフードは必須と思い

私が購入したのは、直接レンズにつけるタイプ。

 

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中央下の黒い部分が丸ごとフード。

 

Mavicのフードと言うと純正のレンズカバーを加工して
黒く塗ったような物が紹介されているのを

よく見かけるのですが、

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(赤い線の内側を金鋸やドリルで切り取り黒く塗装するものが多い)

 

 

私の場合はそれよりこちらのほうが有利と思い

直接取り付けタイプにしました。

 

理由は「ドローンのレンズがかなりの広角だから。」

レンズフードは太陽の光が
直接レンズに飛び込まないようにするものなので
レンズの画角ギリギリまで追い込んだ物の方が
当然に効果は高くなります。

 

でも、ドローンカメラはジンバルで始終、首を振るし

それが上下左右前後の一定の範囲内を動くので

レンズが最大に何処を向いても写り込まないように

穴あきフードを作ると、穴の範囲が大きくなって

当然フードとしての遮光性は悪くなります。

 

レンズにはPLフィルターと言って

コントラストを高くして鮮やかにするフィルターや

景色が明るすぎる場合のNDフィルターなども付けることがあり

この場合はレンズにフードが直接付いていると

他のフィルターが取付けられないのではありますが、

 

PLフィルターは効果のある方向が決まっていて

太陽がレンズの横方向にある時に効果があって

順光や完全逆光の時には効果がなくなります。

 

NDフィルターは露出補正を上手く使えば

かなり広い条件で使わなくても済んでしまう事が多いし。

 

レンズフードは太陽がレンズの画角の中に

入ってこない限りは、いつも効果があるので

PLフィルターの様に向きを選ばない強みが

ドローン向きじゃなかろうかと思い

私の中で最優先になりました。

 

太陽の光で濁らない事を優先できれば、

画像・映像はクリアーそのものだし、

清流の撮影などでPLフィルターを

どうしても取付けたい場合は

フードを外してレンズカバーに穴を開けたフードをつけて

PLをつければ良いし・・となります。

 

実際に使ってみて

このレンズフード、勝手正解だったなぁと思います。

実際に撮れた映像がフードの有無で

太陽光のハレーションが影響する範囲が劇的に変わりました。

どの方向もコントラストが1段高くなった感じです。

 

購入したのはamazonからで満足度は100%です。

 

しかし残念ながら、このレンズフードは

現在販売しておらず手に入らない状態に。

 

予備にもう一個!って思っていました。


1つでも買えたのはラッキーだったのかも。

(本日の確認で販売が再開されていました。

毎回のロット数が少ないのかも)

 

あ、そうそうレンズカバーを切った様なフードですが

youtubeあたりでは表から黒で塗装してますが

乱反射を防ぐためのものなので

カバーの内側からつや消しの黒で塗装しないと

フードの意味がありません。
直接光の遮光にはなりますが、

斜めや横からの光の入射に対して、

レンズカバー内がアクリルのツルツル表面だと
内部で反射してしまいますから。

 

さらに黒以外の色のものもありますが

白は本末転倒。

赤や黄色は映像が色かぶりします。

 

レンズフード着装のMavicProで撮った本日の映像はこちら。
(いつも付けっぱなしなんで有り無しの比較ではありませんが)

 


Mavic Pro 山の陰から海へ HD